■ 数当てバイナリカードゲームの目的
このゲームはコンピュータで用いられている2進数を応用したカードゲームです.10進数と2進数の関係を感覚的に習得することができ,このゲームの原理を考えることで,コンピュータにおける数の表し方である2進数の理解を深めることを目的としています.
■ カードの作り方
ゲームで用いるカードは5枚で,区別するために A,B,C,D,E と名前を付けています.カード A から D までの4枚は,切り抜き穴が開いています.またカード E には裏面があります(下図参照,穴はグレーの部分,カード E のウラ面は○×の方向を合わせる).
カードを作る際には厚紙を用いるといいでしょう.カードは正方形で,手で取り扱いやすい大きさにしてください.工作時はケガなどしないよう十分に注意してください.
 カード A |
 カード B |
 カード C |
 カード D |
 カード E |
 カード E のウラ面 |
■ 数当てバイナリカードゲームの遊び方
基本的に数当てゲームですから,相手に“ある数”を決めさせるなどしてから,このカードを使って数を当てるという遊び方になります.このゲームで扱える数の範囲は 0 〜 31 ですが,0 を除いた 1 〜 31 とするほうが分かりやすいでしょう.
- 相手に“ある数”を 1 〜 31 の範囲から決めてもらいます(好きな数を決めてもらう以外に,誕生日の日付や年齢などでもいいでしょう).
- カード A から順番に見てもらい,そのカードに“ある数”が記載されていれば“○”を,なければ“×”を上(前方)にして重ねて置いていきます.最後のカード E のみ○×の方向が違うので注意してください.
- 全てのカードを見終わったら,一番下のカード A から一番上のカード E までをもう一度きれいにピタッと重ねて直します.
- 5枚のカードを重ねたままウラ返します.すると,切り抜き穴から“ある数”が見えているはずです.
相手にウラ面を見られないようにして“ある数”の数当てをすると,ちょっとしたマジックのようになります.それでも最後にはゲームの仕組みを相手にも教えてあげましょう.
重ねてウラ面を見ることで数当てができますが,実はちょっとした足し算をすれば2進数の原理から重ねなくても数当てをすることが可能です.“ある数”が5枚のカードに「ある」か「ない」かを確認してもらい,「ある」と答えられたカードの先頭にある数字(カード名のすぐ横)を足し算すると求める数字が得られます.重ねなくても数を当てられるので,いかにもマジックのようにすると楽しめるでしょう.
■ このゲームの原理
このゲームは5枚のカードで構成されていますから,扱える数の範囲は 0 〜 31 つまり 25=32通り となります.これは2進数の 5 bit で表現できる数の範囲であり,各カードは2進数の各桁に対応しています(右図参照).
カード A は第1ビット,カード B は第2ビット,・・・ として対応しており,そのビットが立っている(“1”となっている)ときの10進数の数字がそのカードに記載されています.したがって,カードに数字が記載されていればそのカードに対応するビットが立っていることになり,5枚のカードで 5bit の範囲で数字が表現できることになります.
興味のある方は 6bit 以上の数字を表現できるように,6枚以上のカード構成となるカードを作成することに挑戦してみてください.
→ 参考: 6 bit 版 数当てカード
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