授業科目名  国語学概論 T  担当教官名  藤 田 保 幸
授業の目的
及びねらい
 言語と人間のかかわりから説き起こして、日本語の音声・音韻について講述し、日本語を中心として、言語の構造と特質についての認識を深めることを目標とする。我々が日常何げなく使っている言葉の仕組みを考え直す時間としたい。
授業の概要  以下の内容を中心に講義する。
 @人間の言語の特質と機能
 A言語と社会
 B脳と音声
 C音韻と音声
 D日本語音声学初歩(母音と子音の問題点)
 E日本語の音韻
 Fアクセント・プロミネンス・イントネーション
 Gリズム
  また、時間があれば、文字・表記の問題にもふれる。
 テキスト:藤田保幸『日本語学ノート』



成績評価の方法  学期末の筆記試験によって評価する。また、適宜課題を課して提出を求め、評価の参考とすることがある。









授業科目名  国語学概論 U  担当教官名  藤 田 保 幸
授業の目的
及びねらい
 述語構造の分析を中心に、現代日本語文法論の基礎的事項を講述し、日本語の文法構造についての基礎知識を習得することを目標とする。暗記中心的なイメージのある「文法」の学習とはいささか違った、生きた言葉の仕組みを考え直す時間としたい。
授業の概要  以下の内容を中心に講義する。
 @文法論の前提として
 A文の基本構造
 B主語論
 Cヴォイス − 受身と使役など
 D否定
 Eテンス・アスペクト − 時制・「〜シテイル」形式など
 Fムード − 推量表現など
 G構文の拡充 − 複文・連用と連体など
 テキスト:藤田保幸『日本文法論序説』




成績評価の方法  学期末の筆記試験によって評価する。また、適宜課題を課して提出を求め、評価の参考とすることがある。









授業科目名  国語史 T  担当教官名  藤 田 保 幸
授業の目的
及びねらい
 日本語の歴史的展開について上代・中古を中心に講述し、古代日本語の歴史について学んでいく。我々の日本語の諸事実について、歴史的な認識を深める時間としたい。
授業の概要   以下の内容を中心に講義する。
 @日本語の黎明(日本語が文献資料に現れる前後)
 A上代日本語概観
 B中古日本語概観
  テキスト:藤田保幸 『日本語史の輪郭』









成績評価の方法  学期末の筆記試験によって評価する。また、適宜課題を課して提出を求め、評価の参考とすることがある。









授業科目名  国語史 U  担当教官名  藤 田 保 幸
授業の目的
及びねらい
 日本語の歴史的展開について、中世・近世を中心に講述し、近代日本語の歴史について学ぶ。我々の日本語の諸事実について歴史的な認識を深める時間としたい。
授業の概要   以下の内容を中心に講義する。
 @中世日本語概観(1) − 鎌倉時代語の諸問題
 A中世日本語概観(2) − 室町時代語の諸問題
 B近世日本語概観
  テキスト:藤田保幸 『日本語史の輪郭』









成績評価の方法  学期末の筆記試験によって評価する。また、適宜課題を課して提出を求め、評価の参考とすることがある。









授業科目名  国語学特殊講義 T  担当教官名  藤 田 保 幸
授業の目的
及びねらい
 現代日本語の文法論・意味論において問題となっている今日的なテーマをとり上げて検討する。昨年度に引き続き今年度も、現代日本語の複合辞について考える。先年国立国語研究所で刊行された『現代語複合辞用例集』の増補・改訂を目指し、問題点やいくつかの事例を講義するとともに、演習形式をとり入れて、受講者各自に用例の収集と分析の課題を課す予定である。
授業の概要  以下のような内容になる。
 @複合辞研究の問題点と展開(講義)
 A複合辞の事例研究(講義)
 Bいくつかの複合辞の分析(演習形式)
 講義資料として、プリントを配布する。なお、日本語の文法に関する基礎的な知識があることが望ましい。









成績評価の方法 各自の課題に対する取り組み(用例の収集と分析の実践)によって評価する。継続的で相応に時間のかかる作業が求められることをあらかじめ了解されたい。









授業科目名  国語学特殊講義 U  担当教官名  藤 田 保 幸
授業の目的
及びねらい
 現代日本語の文法論・意味論において、今日研究が盛んに進められているいくつかのテーマをとり上げて講述する。未解決の問題の検討も含め、最新の研究成果にふれる時間としたい。
 今年度も、引用構造・話法などを取り上げる予定である。
授業の概要  以下の内容を中心に講義する。
 @文法論の動向
 A文法論としての引用研究
 B引用構造の文法―統語論的引用論の概要
 C引用構造の文法―話法とは何か
 D引用研究小史
 E総括
 講義資料として、プリントを配布する。なお、日本語の文法に関する基礎的な知識があることが望ましい。






成績評価の方法 各自の研究レポートによって評価する。また、適宜課題を課して提出を求め、評価の参考とすることがある。









授業科目名  国語学演習T  担当教官名  藤 田 保 幸
授業の目的
及びねらい
 昨年に引き続き、先年刊行された『現代語複合辞用例集』(山崎誠・藤田保幸編)の増補・改訂を目指し、現代日本語の複合辞の記述的研究を進めることを通して、現代日本語の記述的研究の方法にふれる。
授業の概要  以下のような内容になる。
 @上記の『現代語複合辞用例集』の項目の記述が妥当かどうか再検討する。
 A各項目に掲げられている用例が妥当かどうか再検討し、より適切な用例を収集・増補する。
 B以上の再検討を通して新たな問題点を発見し、各自研究を進める。
  講義資料として、上記用例集の一部その他をプリントして配布する。なお、日本語の文法に関する基礎的
  な知識があることが望ましい。








成績評価の方法  各自の上記の分析・研究の実践に対する取り組みによって評価する。継続的で相応に時間のかかる作業が求められることをあらかじめ了解されたい。









授業科目名  国語学演習U  担当教官名  藤 田 保 幸
授業の目的
及びねらい
 演習Tを承け、引き続き現代日本語の複合辞の記述的研究を進めることを通して、現代日本語の記述的研究の方法に習熟していく。
授業の概要
 以下のような内容になる。
 @『現代語複合辞用例集』の項目の記述が妥当かどうか再検討する。
 A各項目に掲げられている用例が妥当かどうか再検討し、より適切な用例を収集・増補する。
 B以上の再検討を通して新たな問題点を発見し、各自研究を進める。
 C関連する研究論文を適宜とり上げて、その記述内容を批判的に検討する。

 基本的に国語学演習Tと同様だが、Uでは論文講読にもある程度時間をかけていきたい。講義資料として
 は、上記用例集の一部その他をプリントして配布するが、講読のための論文コ ピーは各担当者が用意する
 ものとする。




成績評価の方法  各自の上記の分析・研究の実践に対する取り組みによって評価する。継続的で相応に時間のかかる作業が求められることをあらかじめ了解されたい。









授業科目名  国文学概論  担当教官名  寺 横 武 男
授業の目的
及びねらい
 この科目は、テキストの資料集を会読することによって、「日本近代文学史」の大概を具体的に展望するものとする。
授業の概要  できるだけ多くの事例によって実作の像を描きながら、同時にそれらを論理化する作業を通して、各自が銘銘の「文学史」像を構築することを最終的なねらいとする。すなわち、受講者全員から、(1)テキストの各章の本文を精読するグループと、(2)その章で重要と考えられる作品を精読するグループとの2グループを作り、それぞれ前もって検討してきた研究を口頭発表することによって、抽象的で概念的な文学史把握とは異なった世界に参入することを期待しようというのである。

 テキスト:磯貝英夫編『資料集成・日本近代文学史』(右文書院)







成績評価の方法  レポート(複数回提出)









授業科目名  国文学史T  担当教官名  吉 川 栄 治
授業の目的
及びねらい
 古典文学におけるモノガタリの系譜をたどる。物語・小説のさまざまなジャンルを対象に、日本文学における<語り>の方法と展開を考える。高校までの古典への接触が極度に不足しているため、場面抄読によってまず古典への興味を喚起し、作品理解へとつなげたい。
授業の概要  ジャンルごとに文学史事項を整理し作品本文を抄出したプリント(B4版20頁)を配布する。

  1. 文学史の時代区分
  2. 中古文学概説
  3. 歌物語……………伊勢物語
  4. 作り物語…………源氏物語
  5. 歴史物語…………大鏡
  6. 中世文学概説
  7. 説話集……………今昔物語集・発心集・沙石集
  8. 軍記物語…………平家物語
  9. 近世文学概説
 10. 浮世草子…………好色一代男
 11. 人形浄瑠璃………曾根崎心中
 読本………………雨月物語
成績評価の方法 春学期試験は、@ジャンルと作品に関する問題約20問、A事項説明問題(3〜5行程度で記述)約5問、B短めの原文解釈1問。得点を平常点により補正し評定点とする。









授業科目名  国文学史U  担当教官名  吉 川 栄 治
授業の目的
及びねらい
 古典文学の歴史を、個人の<こころ>の移ろいを基軸とした「魂の記録」として跡づける。
 物語を対象とした「国文学史T」に対して、日記・随筆・紀行文学といった内観性・批評性・思想性の強いジャンル群を対象に、千年以上にわたる日本人の情念と知の水脈をたどってゆく講義である。
授業の概要  作品ごとに事項を整理し本文を抄出したプリント(B4版20頁)を配布する。
 
  1. 平安仮名日記…………土佐日記
  2. 平安女流日記 (1)……蜻蛉日記
  3. 平安女流日記 (2)……和泉式部日記
  4. 平安女流日記 (3)……紫式部日記
  5. 平安女流日記 (4)……枕草子
  6. 平安女流日記 (5)……更級日記
  7. 中世の随筆 (1)………方丈記
  8. 中世の随筆 (2)………徒然草
  9. 中世の随筆 (3)………徒然草
 10. 近世の国学……………玉勝間
 11. 近世の俳文……………奥の細道
 12. 近世の俳諧……………俳諧名句撰
成績評価の方法 秋学期試験は、@事項説明問題(3行程度で記述)約5問、A論述題1問(10行程度で記述)B短めの原文解釈1問。得点を平常点により補正し評定点とする。











授業科目名  国文学講読  担当教官名  寺 横 武 男
授業の目的
及びねらい
 比較的親しみやすいテキストを対象に、「読むとはなにか」、を主体的かつ実践的に学びとることを企図する。そのために、「会読」方式を宗とする。
授業の概要  「読解」の場で気をつけたいのは、対象についての像の形成をなおざりにすることだろう。そういう基礎の不足が、話を空疎なところに運びやすい。この科目では、下記のような実作によって各作品の像を確かめながら、同時にその像を論理的に抽出する作業に主眼を置く。多様な「読み」の可能性を探ってゆこうとするためである。
  0 「藪の中」(芥川龍之介)       6 「身投げ救助業」(菊池 寛)
  1 「セメント樽の中の手紙」(葉山嘉樹) 7 「刺青」(谷崎潤一郎)
  2 「玄鶴山房」(芥川龍之介)      8 「夢十夜」(夏目漱石)
  3 「小さな王国」(谷崎潤一郎)     9 「旧主人」(島崎藤村)
  4 「西班牙犬の家」(佐藤春夫)     10 「高野聖」(泉 鏡花)
  5 「赤西蠣太」(志賀直哉)

テキスト:小田切進編『日本の短編小説〈明治・大正〉』(潮文庫)


 
成績評価の方法 レポート(受講者全員、毎回提出)












授業科目名  近代文学研究T  担当教官名  寺 横 武 男
授業の目的
及びねらい
 「近代文学」を研究することの意味を、一人の作家の作品群を通史的に辿ることによって主体的に学びとることを目指す。すなわち、芥川龍之介の作品展開の位相を、各作品それ自体の作品論的分析を通して考察する。
授業の概要  対象とする作品毎に担当グループを作り、いわゆる参考文献等の作品以外の諸資料の使用には禁欲的になって、作品それ自体の表現論理の抽出に主眼を置く。

    1 羅生門        6 舞踏会
    2 芋粥         7 秋山図
    3 戯作三昧       8 藪の中
    4 地獄変        9 お富の貞操
    5 奉教人の死      10 一塊の土


  テキスト:菊地 弘他編『芥川龍之介研究』(明治書院)



 
成績評価の方法 レポート(複数回提出)









授業科目名  近代文学研究U  担当教官名  寺 横 武 男
授業の目的
及びねらい
 「近代文学研究T」を受けて、「近代文学」を研究することの意味を主体的に学びとることを目指す。すなわち、「T」で検討した作品展開の位相を、今度は作品以外の諸文献をも視野に入れながら、多少の時間を置いて再吟味することに主眼を置く。
授業の概要  対象とする作品毎に「T」とは別の担当グループを作り、その作品の典拠や出典、先行する批評や研究等々をも参酌しながら、テキストの論文の精読作業を通じてその当否に及ぶ。


    1 羅生門  (竹盛)     6 舞踏会  (森本)
    2 芋粥   (東郷)     7 秋山図  (中村)
    3 戯作三昧 (海老井)    8 藪の中  (久保田)
    4 地獄変  (菊地)     9 お富の貞操(登尾)
    5 奉教人の死(鈴木)     10 一塊の土 (石割)

  テキスト:菊地 弘他編『芥川龍之介研究』(明治書院)



 
成績評価の方法 レポート(複数回提出)









授業科目名  近代文学演習T  担当教官名  寺 横 武 男
授業の目的
及びねらい
 一作家について書かれた総合的な研究書を会読することによって、近代文学に関する「研究の進め方」(卒業論文作成法)の問題を具体例に即して考えることを目的とする。
授業の概要  テキストから読みとれる、作品論や作家研究の方法、テーマの模索(設定)、研究文献の整理、論の構築方法等々の諸問題を一般的な命題にまで敷衍して考える。

 T 作家の〈時間〉
    「井伏鱒二の原風景」、「井伏鱒二の早稲田時代」、など4論文
 U 作家の〈空間〉
    「井伏鱒二の言葉」、「聞き書きという姿勢」、など5論文

 テキスト:東郷、寺横編『井伏鱒二〈昭和作家のクロノトポス〉』(双文社出版)





 
成績評価の方法 レポート(複数回提出)









授業科目名  近代文学演習U  担当教官名  寺 横 武 男
授業の目的
及びねらい
 「近代文学演習T」を受けて、『井伏鱒二〈昭和作家のクロノトポス〉』後半の10論文を会読の対象とするが、ここではその扱いが大きく異なる。
授業の概要  後半の諸論文は、井伏鱒二と関係のあった作家との比較研究が主題となるので、その相手の作家に関する研究水準にまで知見を広めなければならない。その上で、作家や作品をどういう手続きで比較するか、あるいはその論をどういう方向に進めるか等々を再追跡してゆく。

 V 作家の〈歴史〉
   「森鴎外という歴史」、「志賀直哉という歴史」、など5論文
 W 作家の〈時代〉
   「牧野信一を視座として」、「太宰治を視座として」、など5論文

 テキスト:東郷、寺横編『井伏鱒二〈昭和作家のクロノトポス〉』(双文社出版)




 
成績評価の方法 レポート(複数回提出)









授業科目名  古典文学研究T  担当教官名  吉 川 栄 治
授業の目的
及びねらい
 古代人・王朝人の人生と自然への心を歌にさぐる。日本人としてのアイデンティティを(みずからが喪失していることを)確認する授業である。全体の半分は講義、半分は模擬授業方式。講義の時間は教員の冗舌を堪能し、模擬授業の時間は教員の毒舌を浴びながら愉しく授業を進められる。精神修養として恰好の授業である。
授業の概要  最初は講義。3回目以降は教員と学生が交互に授業を行う。

  1. 万葉集概説
  2. 古今集概説
  3. 呪歌から叙景へ (1)……雄略天皇御製万葉巻頭歌
  4. 呪歌から叙景へ (2)……舒明天皇の国見歌
  5. 呪歌から叙景へ (3)……山辺赤人の吉野讃歌
  6. 社会と人生 (1)…………山上憶良の子等を思ふ歌・貧窮問答歌
  7. 社会と人生 (2)…………大伴旅人の讃酒歌
  8. 近代的叙情………………大伴家持の春愁三首・万葉巻末歌
  9. 季節感の変容 (1)………志貴皇子・持統天皇の春の歌
 10. 幻視の映像………………古今集の季節歌
 11. 言語遊戯の世界…………掛詞・物名の歌
 12. 人生の哀歓………………慶賀・離別・無常の歌
成績評価の方法 定期試験やレポート等は課さない。授業運営の能力と参加の態度、ならびにレジメと質疑応答の内容で評定する。









授業科目名  古典文学研究U  担当教官名  吉 川 栄 治
授業の目的
及びねらい
 恋の歌を読む。豊穣なレトリックと<遊び>の精神に満ちあふれた古代の恋愛世界の実相をさぐる。授業の形態については「古典文学研究T」に準ずる。男女間でくりひろげられる心の機微を満喫し、ひとまわり大人になれる(と錯覚できる)授業である。
授業の概要  ほとんど私が説明しても良いが、人生を甘く見るので時々模擬授業の形態をとる。

  1. 初期万葉の世界 (1)……額田王の蒲生野遊猟歌と秋風の相聞
  2. 初期万葉の世界 (2)……大津皇子と石川郎女の悲恋歌
  3. 柿本人麻呂 (1)…………石見相聞歌
  4. 柿本人麻呂 (2)…………泣血哀慟歌
  5. 相聞歌の諸相 (2)………庶民の相聞歌
  6. 相聞歌の諸相 (3)………東歌
  7. 相聞から恋歌へ…………古今集恋部巻頭歌
  8. 六歌仙の世界 (1)………小野小町の恋歌
  9. 六歌仙の世界 (2)………在原業平の恋歌
 10. 王朝恋歌の諸相 (1)……恋歌の名唱
 11. 王朝恋歌の諸相 (2)……恋歌の名唱
 12. 王朝恋歌の諸相 (2)……恋歌の名唱
成績評価の方法 定期試験やレポート等は課さない。授業運営の能力と参加の態度、ならびにレジメと質疑応答の内容で評定する。









授業科目名  古典文学演習T  担当教官名  吉 川 栄 治
授業の目的
及びねらい
 古典のさまざまな作品の読解を通じ、科学的な解釈と分析の方法を学ぶ。古典文学専攻の学生に限定せず、教員として古典を得意分野にしたい学生、採用試験にそなえ力を付けたい学生も受け入れる。専門的アプローチだけでなく、基礎的な文法・語彙の講義などを随時まじえて進める。
授業の概要  授業は、教員・学生間の質疑応答と心あたたまる雑談により進行する、いわば勉強会方式である。教材はプリントを使用。毎回の予習を義務づけるので、次回分について作業をしてくる必要がある。予習内容はそのつど指示するが、影印の場合はその翻字、解釈、品詞分解、設問への解答等である。
 以下はおおまかな予定であり、進度により変更される。

 1〜4回……平安時代の作品
 5〜8回……鎌倉時代の作品
 9〜12回……江戸時代の作品






成績評価の方法 平常点により評定する。









授業科目名  古典文学演習U  担当教官名  吉 川 栄 治
授業の目的
及びねらい
 古典文学志望者の卒論プレゼミ。卒論作成の前段階として具体的なテーマや作品選び、研究史の下調べ、論文収集などを行なう。この期間に卒論に対する一定の構想を練り上げておいた上で、4年次の秋期に執筆に着手することになる。
授業の概要  次のステップを踏んで、卒論の予備的研究を進める。 受講生全員を対象にこのサイクルで指導してゆくが、受講生が少数になるほど進度は早まるため、場合によっては年度中に卒論の一部作成に入ることもありうる。ただし、4年次と異なり、あくまで集団指導である。

 1. 第1サイクル……各自の希望テーマの調査と理解度の確認
 2. 第2サイクル……過去のゼミ生の卒論の閲覧と感想・批判
 3. 第3サイクル……選択テーマ・作品の研究史調べと文献目録作成、集団討議
 4. 第4サイクル……卒論の構想と仮目次の作成

 ※以上と並行して、各自で選択した作品の読みを進めること。




成績評価の方法 定期試験やレポートは課さないが、卒論仮目次を提出する。その目次と平常点によって評定し、一定の研究テーマと構想を確立しえた者に単位を認定する。









授業科目名  漢文学概論  担当教官名  亀 山   朗
授業の目的
及びねらい
 中国古典文学についての理解を深める。
授業の概要  中国古代の人々の生活のなかで、うた(詩)がどのような役割をはたしていたか、現存する詩歌作品と、詩歌文学の制作と教授に関する資料の精読を通して検証する。
 とりあげる主な内容は、中国における詩歌の発生・『詩経』とその受容・先秦および漢代の資料にみえる詩歌・楽府詩・漢代古詩・建安詩。
 上記の内容についての講義と併せて、適宜、中国古代文学に関する基本事項を概説する。









成績評価の方法 受講状況と随時提出を求めるレポートと定期試験によって評価する。









授業科目名  漢文学講読T  担当教官名  亀 山   朗
授業の目的
及びねらい
 漢語についての知識を深め、漢文を読解するための基礎的な能力とともに、漢文を児童生徒に教えるために必要な知識の習得を目的とする。
授業の概要  漢語と日本語との密接なかかわりを、主に中学校国語教科書に採用された漢文作品を使用して考え、漢語の語彙・音韻・語法 および訓読に関する基礎的な知識を習得する。












成績評価の方法 受講状況及び定期試験によって評価する。









授業科目名  漢文学講読U  担当教官名  亀 山   朗
授業の目的
及びねらい
 漢語についての知識を深め、漢文を読解するための基礎的な能力とともに、漢文を児童生徒に教えるために必要な知識の習得を目的とする。漢文学講読Tでの学習をふまえて、漢語の構造とその特色についての理解を深めたい。
授業の概要  漢文学講読Tに引き続いて、中国古典文学作品を講読し、古漢語の語法について学習する。

 漢文学講読T既修者に受講を認める。











成績評価の方法 受講状況および定期試験によって評価する。









授業科目名  漢語漢文学研究T  担当教官名  亀 山   朗
授業の目的
及びねらい
漢語についての知識を深め、漢文を読解するための基礎的な能力を高めることを目的とする。
授業の概要  この授業では、やや高度な現代漢語の語法について学習する。漢語はどのような言語か、ともに考えたい。
 授業は講読形式で行う。受講生には、授業への積極的な参加を要求する。


 受講上の注意:外国語科目「中国語T・U」既修者にのみ受講を認める。









成績評価の方法 受講状況によって評価する。









授業科目名  漢語漢文学研究U  担当教官名  亀 山   朗
授業の目的
及びねらい
 漢詩が従来、日本や中国でどのように読まれてきたか、また、どのように論じられてきたかを、具体的な作品に即して検証する。読みの実践を通して鑑賞力を養成し、古典を読むことと古典を次世代に伝えていくことの意義を考えたい。
授業の概要  日本および中国で作られた注釈にもとづいて、『千家詩』を読む。
 授業は輪読形式で行なう。

 テキストは、コピーで配布する。

受講上の注意:漢語(古漢語および現代漢語)の語法についての基礎的な知識は、既に習得されているものと
       して授業を進める。したがって、漢文学講読T・U既習者にのみ受講を認める。







成績評価の方法 受講状況で評価する。









授業科目名  漢文学演習T  担当教官名  亀 山   朗
授業の目的
及びねらい
 中国古典文学に関する諸問題についての基本的な知識を得ることを目的とする。文学研究とは何か、テーマの設定の仕方、調査の具体的な進め方、論証の方法等について学び、卒業論文の制作に備える。
授業の概要  中国古典文学研究に関する最近の成果から、学生の能力や関心、問題意識を勘案して、有益なものを選び、批判的に読む。

 テキストはコピーで配布する。

 受講上の注意:漢文学で卒業論文を制作する予定の学生を対象とした授業である。漢文学概論、漢文学講読
        T・Uを履修した上で受講すること。







成績評価の方法 普段の受講状況によって評価する。









授業科目名  漢文学演習U  担当教官名  亀 山   朗
授業の目的
及びねらい
 中国古典文学に関する諸問題について、初歩的な考察を試みる。
授業の概要  中国古典文学に関する諸問題から、学生は主体的にテーマを選び、作品と資料の解読および関連事項の調査研究を行い、その成果を順次発表する。各自の発表に対して、受講者全員の批評を求める。文学研究の実際を体験し、卒業論文作成の予行演習とする。

受講上の注意:漢文学で卒業論文を制作する予定の学生を対象とした授業である。漢文学概論、漢文学講読T
       ・Uを履修した上で受講すること。








成績評価の方法 普段の受講状況によって評価する。









授業科目名  書道概説T  担当教官名  未 定
授業の目的
及びねらい
 漢字の起源、各書体の成立の過程について概説し、漢字に関する基礎的事項を理解するとともに硬筆、毛筆の実技を通して基本的な技能を養う。
授業の概要 1、漢字の創成から各書体の生成、変遷
2、漢字の字義について
3、毛筆実技
  ア、基本的用筆法
  イ、楷書、行書の基本的な書法
4、硬筆実技
  ア、いろいろな硬筆の用途に応じた書き方
  イ、漢字、ひらがな、かたかなを調和させ読みやすく美しく書く。
〈テキスト〉「書の鑑賞と学び方」教育図書研究会刊
〈教材〉適宜プリント資料を配布する。
〈用具〉太筆、細筆など書道用具(下敷、硯は不要)及び万年筆
〈用材〉半紙、画仙紙、硬筆練習帖、墨液など〈授業の形式〉講義を中心に実技をまじえる。
〔受講上の注意〕出席を重視する。

成績評価の方法 試験及び毛筆、硬筆作品









授業科目名  書道概説U  担当教官名  未 定
授業の目的
及びねらい
 漢字の日本伝来以降かなの成立に至る経緯について、漢字の各書体成立の過程と関連させながら概説し、かなに関する基礎的事項を理解するとともに硬筆、毛筆の実技を通して漢字、かなの基本的技能を養う。
授業の概要 1、漢字の日本伝来以来、かなの成立に至る歴史
2、かなの字源と漢字の書体
3、毛筆実技
  ア、漢字の各書体の特徴と書法
  イ、かなの基本的書法
4、硬筆実技
  ア、行書とかなを調和させて書く。
  イ、縦書き横書きの早書きの方法など。

〈テキスト〉「書の鑑賞と学び方」教育図書研究会刊
〈教材〉適宜プリント資料を配布する
〈用具〉太筆、細筆など書道用具(下敷、硯は不要)及び万年筆
〈用材〉半紙、画仙紙、硬筆練習帖、墨液など〈授業の形式〉講義を中心に実技をまじえる。
〔受講上の注意〕出席を重視する。
成績評価の方法 試験及び毛筆、硬筆作品









授業科目名  書道史T  担当教官名  未 定
授業の目的
及びねらい
 中国書道史の前史を扱う。漢字の書体形成の過程について甲骨文から篆書、隷書の成立まで各時代と書のかかわりを考察する。
授業の概要 1、甲骨文の字義、字源、呪術信仰との関連、及び書風の変遷
2、金文の字義、書風の変遷、篆書への過程
3、戦国時代から漢代に至る間の竹簡、木簡、帛書等の筆写文字及び隷書への過程
4、漢代の書道資料について

〈テキスト〉「書道芸術」(漢字篇)中教出版刊
〈教材〉適宜プリント資料を配布する
〈授業の形式〉講義
〔受講上の注意〕先に「書道概説」を履修しておくことが望ましい。出席を重視する。





成績評価の方法 試験またはレポート









授業科目名  書道史U  担当教官名  未 定
授業の目的
及びねらい
 中国書道史の後史を扱う。三国時代以後の書体の変遷をたどるとともに近、現代までの時代と書、書と人のかかわりを明らかにする。
授業の概要 1、三国、南北朝時代の書
2、王羲之の書
3、初唐の楷書
4、顔真卿に始まる革新書派の書と人
5、宋代及び明清の書と人
6、現代の書

〈テキスト〉「書道芸術」(漢字篇)中教出版刊
〈教材〉適宜プリント資料を配布する
〈授業の形式〉講義
〔受講上の注意〕先に「書道概説」を履修しておくことが望ましい。また書道史Tを先に受講すること。出席
        を重視する。


成績評価の方法 試験またはレポート









授業科目名  書道実技T  担当教官名  未 定
授業の目的
及びねらい
 甲骨文に始まる篆、隷、楷の系統を中心にした書法を習得する。初歩的な段階から作品制作までを順を追って授業を進める。各時代の古典を学びながら表現力を養い独自の作品を書き上げる基礎的能力を養う。
授業の概要 1、甲骨文、金文の造形の特徴を生かした創作
2、篆書の書法、泰山刻石やケ完白の作品の臨書
3、隷書の書法、漢碑や、清代の隷書作品の臨書
4、楷書の書法の基本

〈テキスト〉「書道芸術」(漢字篇)中教出版刊
〈教材〉適宜プリント資料を配布する
〈用具〉太筆、細筆など書道用具
〈用材〉半紙、画仙紙、墨液など
〔受講上の注意〕実技科目であるから特に出席を重視する。




成績評価の方法 授業時間内の作品のすべてを評価の対象とする。試験はしない。









授業科目名  書道実技U  担当教官名  未 定
授業の目的
及びねらい
 書道実技Tで習得した楷書の基本的書法をさらに深め、実用への展開も試みる。
授業の概要 1、楷書の書法
  ア、方筆 高貞碑の臨書
  イ、円筆 鄭文公下碑の臨書
  ウ、整斉な楷書、九成宮醴泉銘の臨書
2、実用への展開
  ア、細筆の書法
  イ、賞状、張り紙(催しものの立看板など)

〈テキスト〉「書道芸術」(漢字篇)中教出版刊
〈教材〉適宜プリント資料を配布する
〈用具〉太筆、細筆など書道用具
〈用材〉半紙、画仙紙、墨液など
〔受講上の注意〕実技科目であるから特に出席を重視する。
        書道実技Tを先に履修すること。
成績評価の方法 授業時間内の作品のすべてを評価の対象とする。試験はしない。









授業科目名  書道実技V  担当教官名  未 定
授業の目的
及びねらい
 行書の書法を、初歩的な段階から作品制作に至るまで順を追って授業を進める。各時代の古典を臨書したり、さまざまな書を鑑賞するなどを通して自分独自の書を書く力を養う。
 作品の大きさ、形、題材、用材など表現の諸要素に適切に対応できるよういろいろな作品作りに取り組む。
授業の概要 1、行書の基本的筆法を学ぶ。
2、王羲之「集字聖教序」の臨書
3、行書の古典の臨書
4、行書による制作
  (1)半紙に2字  (2)画仙紙半切一行書(5字)
  (3)自由創作(用紙、題材等自由選択)

〈テキスト〉「書道芸術」(漢字篇)中教出版刊
〈教材〉適宜プリント資料を配布する
〈用具、用材〉太筆など書道用具、半紙、画仙紙、墨液(下敷、硯は不要)
〔受講上の注意〕実技科目であるから特に出席を重視する。



成績評価の方法 授業時間内の作品のすべてを評価の対象とする。試験はしない。









授業科目名  書道実技W  担当教官名  未 定
授業の目的
及びねらい
 書道実技Vで習得した行書の書法から発展し、草書の書法へと進む。
 さらに行書、草書による作品制作の方法を学ぶ。
授業の概要 1、草書の点画、省画のパターン
2、草書の基本的筆法
3、王羲之「十七帖」、王鐸の長条幅の臨書
4、行書、草書による作品制作
  (ア)画仙紙半切一行書(五字句)
  (イ)画仙紙半切二行書(十四字句)

〈テキスト〉「書道芸術」(漢字篇)中教出版刊
〈教材〉適宜プリント資料を配布する
〈用具、用材〉太筆など書道用具、半紙、画仙紙、墨液(下敷、硯は不要)
〔受講上の注意〕実技科目であるから特に出席を重視する。
        書道実技Vを先に履修すること。


成績評価の方法 授業時間内の作品のすべてを評価の対象とする。試験はしない。









授業科目名  国語教育研究T  担当教官名  大 田 勝 司
授業の目的
及びねらい
国語科教育科目における【教科又は教職に関する科目】である。教科書教材において主要な位置を占める児童文学教材について、明治期以降の児童文学の歴史をふまえたうえで、小学校および中・高等学校教育における児童文学教材の意義を明らかにするとともに、個別の作家・作品群に焦点を当て、具体的にその特徴・問題点等について検討する。
授業の概要  1.  国語科教育における児童文学の位置
 2.  児童文学の意義と特質
 3.  児童文学の歴史―「こがね丸」を中心に―
 4−5.民話教材の検討―「かさこじぞう」を中心に―
 6−7.ファンタジー教材の検討
 8−9.「ことばあそびうた」教材の検討
 10−11.「鬼」を題材とした児童文学作品の検討
 12−14.私の薦める児童文学作品

[授業の形式]講義・発表(基本的には各自が選んできた児童文学作品をめぐって質疑応答・意見交換を行う)



成績評価の方法 発表内容を中心としてそれに伴う質疑応答・意見交換の状況を加味することによる。









授業科目名  国語教育研究U  担当教官名  牧 戸   章
授業の目的
及びねらい
 ほんとうの「ことばの学び」とは何かを、根本的な課題として、学習者の言語能力の実態や関連諸科学に学びながら、課題探究のために、原理的・発達的・実践的視点から検討・吟味を加える。受講者各自の「ことばの学び」論を生成することを目的とする。
授業の概要  受講者との協議により、各自及び集団の研究のテーマを次の方法論的視点から決定して研究を進める。

 T 国語教育研究の領域を限定して
 U 1 原理論的アプローチ
   2 発達論的アプローチ
   3 比較論的アプローチ
   4 歴史論的アプローチ
   5 実践論的アプローチ
 V 1 心理学的アプローチ
   2 行動科学的アプローチ
   3 社会学的アプローチ
   4 民俗学・人類学的アプローチ
   5 現象学的アプローチ
   6 臨床的アプローチ
成績評価の方法 発表およびレポート等による。









授業科目名  国語教育演習T  担当教官名  大 田 勝 司
授業の目的
及びねらい
国語教育コース国語科教育における卒業論文指定科目である。国語(科)教育研究の全体像を明らかにしたうえで、受講生各人がその研究分野のうちのいくつかを担当し、国語科教育研究の全体像を視野に入れながら、各人が得意研究分野をもち、卒業論文作成につなげていけるようにする。
授業の概要  1−2.国語科教育の研究分野の全体像
 3.  研究課題の選択
 4−13.研究課題についての調査・研究/研究課題相互の交流
 14.  得意研究分野の確定

*研究課題の報告内容については、研究の到達点(歴史)、注目すべき点(特徴・問題点)、今後の課題等とする。

[授業の形式]演習





成績評価の方法 担当時における発表内容ならびに質疑応答の状況による。









授業科目名  国語教育演習U  担当教官名  牧 戸   章
授業の目的
及びねらい
 国語(科)教育研究の全体像を明らかにしたうえで、受講生各人がその研究分野のうちのいくつかを担当し、国語科教育研究の全体像を視野に入れながら、各人が得意研究分野をもち、卒業論文作成につなげていけるようにする。
授業の概要  「国語教育演習T」を承けて、受講者各自の選定した研究分野について、いくつかのテーマにより報告を行い、それを巡る議論によって研究を深め、進めていく。

 1.  「国語教育演習T」における到達点と課題の確認
 2−13.各自のテーマによる報告と議論
 14.  各自の卒業論文の方向性を決定する。

[授業の形式]演習






成績評価の方法 担当時における報告内容ならびに議論の状況(65%)及びレポート(35%)による。