【2015/6/24 経済学部講演会の模様】

間近に迫るマイナンバー導入に向けた金融機関の対応

大野博堂 (劾TTデータ経営研究所 金融政策コンサルティングユニット本部長)

 マイナンバー導入が近づくなか、 NTTデータ経営研究所金融政策コンサルティングユニット本部長・大野博堂氏をお招きして 「間近に迫るマイナンバー導入に向けた金融機関の対応」と題する講演会を実施しました。 大野博堂氏は、金融機関向けのセミナーやコンサルティングを実施されているほか、 マイナンバーに関する書籍出版や金融専門誌への記事寄稿なども行っており、 マイナンバー導入に向けた金融機関の対応の専門家としてご活躍されております。 今回の講演会には、マイナンバーへの関心の高さを反映して、地域の一般の方も参加され、 本学の学生を含めて20名程度が参加しました。

 講演では、まず「社会保障・税番号制度の概要」として、 制度導入の歴史から今後の導入スケジュール、 預貯金口座への付番や民間利用について分かりやすく説明していただきました。 続いての「銀行業界に求められる義務的対応と課題解決の処方箋」では、 マイナンバー導入に向けて銀行が何を検討しなければならないかという視点に立ち、 起こりうる事態を丁寧に分析した上での対応策が示されました。 例えば、個人番号の収集にあたって個人顧客からのクレームが頻出するといった実務上の問題点まで緻密に分析されていました。 また、法人番号が国税庁ホームページで公開される点に着目し法人番号と様々なデータとの連携によるデータ活用の可能性など、 受け身ではなく積極的な提案も示されました。

 今回の講演会の参加者からは、マイナンバーは名称だけが有名になっているが、 中身についてはあまり理解できていなかったため、 中身について知ることができた今回の講演は非常に貴重な機会でした等の感想があるなど、 マイナンバー制度への理解を深める良い機会になりました。また、学生にとっては、 マイナンバー導入に向けた金融機関の対応という題材を通して、 普段接することのない企業向けコンサルティングの手法やプレゼンテーションについて学ぶ貴重な機会になりました。
 (文責:経済学部 水谷剛)