【2011/12/22 経済学部講演会の模様】

Moderating Urban Sprawl through a Two-Rate Property Tax

Seong-Hoon Cho
(テネシー大学農業資源経済学部准教授)

  
講演会ではSeong-Hoon Cho氏(テネシー大学農業資源経済学部・准教授) を報告者に迎え、「Moderating Urban Sprawl through a Two-Rate Property Tax」と題し て最新の空間経済学・資源経済学の研究成果が報告された。

多くの国・地域で深刻化の度 合いが増している都市化とスプロールの問題を抑制するため、本報告では土地と建物に対 する二段階の固定資産税の導入が提起された。この政策の効果を定量的に評価するため、 テネシー州ナッシュビルにおける高精細なGISデータと空間計量経済モデルとを組み合わせ、 政策実施による都市部およびその周辺部における土地利用の変化をシミュレートした。

そ の結果、同税制を実施することによりナッシュビルの都市部における人口密度は増加し、 結果として周辺部のスプロールが軽減されることが示された。この税制をより詳細に分析・ 設計することにより、都市化の制御やコンパクトシティの実現が可能になると期待される。

講演会の出席者数は10名で、報告後は活発な質疑応答が交わされた。なお公演および質 疑応答は英語でおこなわれた。
                                (田中勝也 環境総合研究センター)