【2007/9/19 経済学部ワークショップの模様】

―Texture in Cultural Backyard U―
「中国の高齢者福祉―文化の視角から―」

劉 暁梅 教授

 劉暁梅先生のご報告は、「中国の高齢者福祉−文化の視角から」の論題でおこなわれました。中国では「福利」という用語が使われるこの制度をめぐる日中比較をおこなうと、当然のこと、その共通点や差異があらわれてくる。その背景にそれぞれの文化をみる、というのが劉先生の視点でした。報告は、「中国の福祉文化」、「社会福利と社会福祉との相違」、「中国の社会福祉の展開」、「限定的福祉モデル(改革解放前)」、「限定的福祉モデルは包括的福祉モデルと本質的に相違」、「限定主義的福祉の文化的根源」、「福祉の多元主義(改革解放後)」、「中国高齢者福祉を分析」の順でおこなわれました。
 家族形態や儒教思想の浸透をふまえて自助努力がもとめられる福祉のあり方、身分や地域による格差が拡大するなかで国家責任を最小限にする中国モデルをめぐって、さまざまな観点から議論が展開したワークショップとなりました。劉先生には、滋賀大学経済学部における教育と研究についてお礼もうしあげます。どうもありがとうございました。出席者11名。(阿部安成)