【7/25 経済学部ワークショップの模様】

―Asian Studies Workshop 壱―
『海外修学旅行という経験』
―20世紀前期の彦根高等商業学校をフィールドとして―

    阿部 安成 助教授

  Asian Studies Workshop壱の第1回研究会として、阿部安成が「「海外修学旅行」という経験−20世紀前期の彦根高等商業学校をフィールドとして」を報告しました。そこでは、1925年度から彦根高等商業学校で始まった朝鮮半島、中国大陸、南洋群島を渡航先とした修学旅行をたどるとともに、学校行事としての修学旅行を「観光」「聯携」「脱臼」「触発」という観点からその意味を考えました。
  報告後の議論では、旅行者がもった1点から全体をみとおすという視線、その眼差しを内包した吉田初三郎の鳥瞰図の読み方、この行事と文部省の政策や学校の方針とのかかわり、などが論じられました。かろうじて廃棄をまぬかれたこの修学旅行関係資料の意義を共有するとともに、研究史においても彦根高等商業学校から滋賀大学経済学部へという大学史においてもともに落丁部分だったといってよい海外修学旅行についての論点が示された研究会となりました。(出席者14名)(社会システム学科 阿部安成)